イー・エージェンシーは千人、一万人の大企業ではない。
イー・エージェンシーは、やはり100人、200人の中小企業だし、今後も、いたずらに人数を増やすことが魅力になるとも思ってない。
その前提を経営者として、錯覚、勘違いしちゃいけないと思う。働く環境としては、逆立ちしても、大企業みたいに何でもかんでも良い点を取れるはずがない。小さな会社は、一つか二つ良いところを作って徹底的に磨いていく。中小企業として、この考え方がとても大切だと思う。大企業は、全ての観点で満遍なく80点、90点とれると思うけど、中小企業というのは、一つか二つ良いところ、伸ばすところを見つけて、そこを120点、130点取ることを目指すこと。
小さな会社がすべきことだと思う。
社員にとっては、大企業の方が長く勤められる会社だと思うし、中小企業は合う合わないがはっきりしていると思う。それでも小さな会社は、できることを徹底してやる。社員が働くべき理由を明確に絞り込むことが大事なんだろう。
中小企業だからできること、一般的には、良くも悪くも一人一人の役割が大きくて、その分、自分で考えて、創造的に仕事ができること、人数が少ない分、顔が見えて、互いに助け合おうという気持ちが湧いてくること、環境にあわせて柔軟にルールを変えられるのも小さい会社だからできること、だと思う。そして、イー・エージェンシーで働くことで得られることは、自らが力を入れる取り組みから自ずと生じてくるということ。
喩えるとサッカー専門集団だからこそ得られる魅力、そろばん専門集団だからこそ得られる魅力、そういう類のものがイー・エージェンシーにはあると思う。
その中には、大企業では持ち得ない魅力があると思う。今、イー・エージェンシーが取り組む、「データ活用で社会をヨクスル」ということはデータにどこの誰よりも真剣に向き合うことだと思う。
全員が、これに取り組むからこそ得られる魅力、これがイー・エージェンシーの魅力なんだと思う。
小さな会社であるイー・エージェンシーが常に心掛けるべきことは、オールマイティーな会社になろうとしないこと。マイナスを無くせば、良い会社になると勘違いしないこと。
小さな会社なりの戦い方がある。そのことに、必死に取り組んでいかねばならないと思う。
株式会社イー・エージェンシー
代表取締役 甲斐真樹