バックオフィス業務は決まった作業だけでは進まない。数字で会社を支える経理リーダー

2025年07月27日  |  Risa Matsui

経理・財務部 コーポレートデザイナー 松井さん(2025年時点 中途入社20年目)

入社20年となる松井さんは、学校卒業後に営業と営業事務を経験し、現在は経理・財務部門でリーダーとして活躍しています。経理業務の現状やチーム運営、そして長くイー・エージェンシー(以下、eA)を支えてこられたキャリアについてお話を伺いました。

キャリアの出発点は「営業職」


――松井さんは1社目で営業だったと伺い、驚きました。

そうなんです、新卒で入った会社は営業事務で入社したのに「君は営業だね」と言われて営業になりました(笑)先輩に付いて回って名刺交換したりして、そこでビジネスの基礎を学びました。その後、別の企業で営業事務を経験して、そのスキルを活かせると思ってeAに入社しました。入社した当時は現在の営業事務さんたちがやっているような受発注や請求書発行をしていましたね。

――当時から京都にお住まいだったんでしょうか?

はい、当時は京都オフィスがあったのでそちらに所属しました。ただ、実務は東京の営業事務の先輩から引き継ぐ必要があったので、入社後に3日ほど東京に出張して教えてもらいました。京都に戻ってからもよく電話して質問していましたね。懐かしいです(笑)

――eAに入社することを決めた決め手は何でしたか?

面接してくださった方々が皆さん感じの良い人だったんです。とてもフレンドリーで喋りやすかったのが入社の決め手ですね。現在もその雰囲気の良さは変わらないですし、そういう社風に合う人が集まるので、この穏やかな社風が続いているんじゃないかなと感じています。

業務はただ決まった作業をするだけでは進まない


――現在、経理のリーダーとしてご活躍されていますが、日々の業務と月次業務の中で、特に「頑張りどころ」だと感じるのはどんなことですか?

毎月、9~10営業日くらいには月次の数字を締めなければならないことです。毎月の取締役会に間に合うように正確な数字を上げていくのですが、タイトなスケジュールの中で経営判断の軸となる数字を出すので、責任感をもって取り組んでいます。この月次の締めに取り掛かっている最中はかなり集中していますので、山場を乗り切ると燃え尽きています(笑)

―― パワーのいる期間なんですね!チームの役割分担はどのようになっているのでしょう?

チームは営業事務の方を入れて4名体制なのですが、営業事務の方も経理業務に入ってもらっています。あるメンバーは、経費精算や預金の入金チェック、別のメンバーは費用の計上や他部署からの売上データ取り込み、そしてまた別のメンバーが全ての数字が入った後の残高チェックを担当、といった感じで、ひとりで作業を完結させず連携できる仕組みにしています。もし誰かにイレギュラーが発生して動けなくなったら、その分どこか引き取れないか意識して見てますので、詰まってそうなところに私がフォローに入ったりもします。

経理やバックオフィスの業務は、ルーティンのように思われがちですが、ただ決まった作業をするだけでは進みません。現場から数字が上がってこなくても、仮の数字を入れて一旦締めたりするなど、業務が滞らないように臨機応変さや柔軟さも必要になります。

リモートワークへの適応とチーム運営


――松井さんは入社してもうすぐ20年です。

本当ですか!長いですねー!成人になりますね(笑)

――本当に長きに渡りeAを支えてくださっています。変化の多い業界ですが、インパクトに残った変化は何でしょう?

やはりコロナ禍によるリモートワークへの移行ですね。もちろん商材などシステムの変化もありますが、全員が事務所に行かなくなり、それでも仕事が回ったというのは環境面で非常に大きな変化でした。

――緊急事態宣言に伴う急遽のリモート体制でしたが、チームはどのように準備を進めていったのでしょうか?

まずはペーパーレス化していくことでしたね。お客様向けの請求書はリモート以前からシステム上で発行していましたが、eAで受け取る方の請求書はまだまだ紙が残っていましたので、郵送で受け取るものもありました。請求管理システムが決まってからはパートナーさんに「このシステムに登録してください」とご案内をし続けて、ご案内や登録作業がある程度完了したときは、チームでも「やっとここまできたねー!」と話したり、達成感がありました。

――言葉で表すとシンプルに聞こえてしまうかもしれないですが、とても根気のいる作業だと思います。ご自宅での作業と事務所に通っていた時での環境の違いはどうお感じですか?

メンバーの雰囲気を直接見れないので、事務所内であれば「今話しかけても大丈夫かな」と様子を見ながら質問しに行けたのが、リモートだと難しくなりましたね。出社時に比べると雑談も減りました。

――リモート下のそうしたコミュニケーションの難しさはどのように補完していますか?

毎日経理・財務部でミーティングを行っていて、各自の業務内容や困っていることを共有し合っています。その後、実務メンバーでより細かいフローや困りごとの共有、解決を行っています。よくわからないことや、「これでいいのかな?」と思うことがあっても声をかけやすい状況を心がけています。あとは、最近は中々できていないのですが、以前は月次処理が終わったタイミングでオンラインでランチをしながら話す機会を設けたりしました。

―― リモートワークになって、逆に良かったことはなんでしょう?

家族に「行ってらっしゃい」と「お帰り」が言えることですね。出社していたときは、子どもが登校する前に家を出て、子どもが下校してから帰宅するような生活だったので、顔を見て声をかけられることは良かったなと思います。

――以前、 「お母さんが家にいる安心感を与えてあげたい」と話してくれたメンバーもいました。eAは産育休後の職場復帰率100%なのですが、松井さんのような先輩方のおかげで、子育てと仕事を両立できるイメージを持ちやすいのかもしれません。

相談し合える関係が理想のチーム


――根気も臨機応変さも必要なお仕事ですが、やりがいを感じるのはどんな時でしょう?

チームで共通の目標を成し遂げたときと、「ありがとう」「助かったよ」と他部署の方に声をかけてもらったときですね。「面倒をおかけしてすみませんでした」と謝られるより、「あのときは助かったよ。ありがとう!」と言われる方が嬉しいです。

――たしかに、「すみません」よりも「ありがとう」の方が言う側も聞く側も気持ちいいで すよね。 そしてリーダーとしてチームを引っ張る役割もお持ちです。チームの足並みを揃えたり、同じ方向を向いて動くために、どんな役割を意識されていますか?

メンバーに困っていることがないか、まず話を聞くようにしています。その上で、チーム全員で問題を共通認識できるような機会を作ることも意識しています。朝のミーティングもそうですが、今困っていることやその解決策について、みんなで問題意識を持てるように話し合いを促しています。

その上で私は「今、自分がこのチームのためにできることはこれだ」というのを見つけて動いている感じですね。

――チーム全員で当事者意識を持って課題解決を進めているんですね。松井さんにとって、どのようなチームや関係性が理想でしょう?

何でも言い合える、気になったことは伝え合える関係性でしょうか。チーム全員が自分ごととして悩みや問題を捉えることができれば、みんなで成長できると思います。チームメンバーみんな「自分ができることをしよう」と動いてくれるので、誰かに仕事を振る前に「これ、こっちでやります」と言ってくれることもあります。リモート体制で離れた所にいても、本当に何でも相談し合えるチームですね。

自分から働きかけて情報を取りに行ける人がeAに合う


――話し合える関係性は大切ですよね。リモートワーク下で事業部門や他部署との連携で感じる課題はありますか?

やはり雑談が減り、状況を細やかに把握できないことですね。テキストだけの質問と回答だと、認識の齟齬も生じやすいですし、口頭でパソコンを見ながら説明すれば済むことも文章にする必要があって、ニュアンスが伝わりにくい部分もあると感じます。テキストだけだと、そこまで難しい話ではなくても深刻な雰囲気になりすぎてしまうこともあるので、私も絵文字やスタンプを使ってみています(笑)

――なるほど、雰囲気を和らげる工夫ですね(笑)意思疎通や認識齟齬の課題は、どうすれば解決できると思いますか?

質問を文面だけで判断して単純な返事をせずに、相手がどういう意図で質問してきたのかを理解することが大事なのではないでしょうか。文面だけでの理解が難しい話は「(Slackのハドルミーティングなどで)繋いで話してもいいですか?」と声をかけて、実際に話をしたり、「いま何が起きていて、何が必要なのか」背景を理解するようにしています。深刻さや緊急度の温度感もわかります

――他部門や事業部門のメンバーとの接点にもなりますよね。現在、経理メンバーを募集していますが、松井さんにとってeAの経理チームにはどんな方が合うとお考えですか?

積極的に話をして、いろんな部門の状況を聞ける方だと思います。リモートワークだからこそ、コミュニケーションは一層大切だと感じています。とはいえ、ただお喋りが好き、というだけではなく、自分から働きかけて必要な情報を自分で取りに行けるような人ですね。そういった方は、会話ややりとりから相手の立場、状況を判断して動くことができるのではないかと思います。

チームと連携しながら活躍し続ける松井さんにお話を伺いました。eAでの仕事や働き方に興味を頂けましたら、ぜひ以下の記事もご覧ください。

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