パートナーソリューション部 SE 平安名(へんな)常寛さん(2022年時点 中途入社5年目)

中途入社5年目の平安名さんはシステム会社での勤務を経て、現在はイー・エージェンシー(以下、eA)でWebシステムのエンジニアとして活躍しています。なぜ転職先としてeAを選んだのか、eAの魅力とは。平安名さんならではの価値観でお答えいただきました。

新たな分野への挑戦を求めて転職を決意


――eAに入社する前の経歴、エンジニアという仕事を選んだ理由を教えてください。

前職はSAPという、基幹システムのERPパッケージの導入をしている会社に勤めていました。そこで私は、主にSAP専門の言語を使った開発をしていました。もともと大学で情報工学を専攻していたので、自然とエンジニアの道に進んだという感じです。

―― 転職を考えたきっかけと、eAとの出会いを教えてください。

前職は、会社自体が、技術系というよりは会計領域やロジスティクスなどのクライアント業務の理解と、そのコンサルティング業務で、その一環としてERPパッケージの導入をしていたんです。

私の立ち位置は一応エンジニアだったのですが、会社ごとに多少色はあるものの、財務会計の帳票を出したりといった、やることや構成はほとんど同じ内容の業務でした。

もっと技術寄りの仕事をしたいと感じていた頃、前職の会社方針が、よりコンサルティング業務に重きを置く方向に変わっていきました。自分のやりたいことを見つめ直し、Web業界などもっと自分が興味のある領域で働こう、と思ったのが転職のきっかけです。
スクラッチ開発や分析系で企業を探し、転職エージェントさんに紹介してもらったのがeAでした。

―― eA入社の決め手になったのはどこですか?

一番の決め手は、さまざまな分野や事業にチャレンジできるところです。

実はeAのほかにも、前職の延長線上に近いコンサルティング会社にするかで迷いました。ですが後者だと、少なくとも最初数年間はやることが変わらないと予想されたので、それでは転職する意味が薄いと思ったんです。

その点eAは業務の内容が幅広いので、いろいろな人と仕事ができたり、多種多様な事業に携われたりします。なので新しい分野への挑戦を求めて、eAに決めました。

前職とのギャップに驚いた、フラットで柔軟なeAの社風


―― 実際にeAで働いてみていかがでしたか?

最初に驚いたのは、自分よりも上の立場の人ともフランクに話せる、eAのフラットな社風です。前職では上司に話しかける機会がそこまで無く、社風の差でこうも違いが出るのかと衝撃を受けました。

eAでは中途採用の方も多く、さまざまな経歴のメンバーが集まっていることもあって、みんなの意見を聞いた上で役割が考慮されます。誰に何をさせるかを一律で決めるのではなく、人を主体に考えた柔軟なマネジメントがされています。

―― eAではどんな業務に携わっていますか?

現在は、10年以上お付き合いのあるお客様のシステム開発の一環で、スマホアプリ案件のバックエンドシステムを担当しています。

BtoCのシステムは、そのシステムがお客様にどういう使われ方をしているかが開発側にもわかるのが面白いですし、とてもやりがいを感じます。前職で携わっていた基幹システムは性質上、お客様が実際にどのように使われているかを知ることができませんでした。なので、利用者や利用方法を身近に感じられるのは新鮮ですね。

基本的にはリモートで働いていますが、コミュニケーションに不便もなく、非常にやりやすいです。通勤がなくなった分、勉強や運動ができたりと、有意義に時間を使えています。

―― eAならではの魅力や面白さはなんでしょうか?

私たちエンジニアとお客様が直接やり取りできるため、上流から下流まで幅広く対応できるのが魅力ではないでしょうか。間に別の機関が入って切り出された部分だけを担当するのではなく、サービスやシステムの全体を見られるので、やりがいがありますし非常に面白いです。

また、さまざまな分野にかかわれることもあって、常に技術的な挑戦ができるのも魅力のひとつです。AWSにせよアプリにせよ、同じ技術をずっと使い続けるのではなく、日々生み出される最新の技術を吸収しながら仕事ができるのはeAならではだと思います。

転職とは、自分がどこで戦いたいかを決めること


―― 仕事をする上で大事にしていることはなんですか?

当たり前かもしれないですが、「一度やった仕事は誰にでもできるようにする」というのをずっと意識しています。これは若手の頃に最初に指導頂いた方からの教えですが、例えば、できることが属人化しないようにチーム内の情報共有の仕組みや、業務の定型化などは日々試行錯誤して、改善していくように心がけています。

―― 今後の目標について教えてください。

長年スクラッチ開発に携わってきた人に比べると自分はどうしても技術的に弱いので、知見を広げ、新しい技術を扱う案件などを担当できることを目標にしたいと考えています。

eAはさまざまな分野の業務に携われることが特徴です。そのため、非常に専門的な分野や、自分の知らない領域に触れることも少なくありません。

とはいえ、既に知見のある状態で新分野のプロジェクトがスタートするケースの方が稀だと思うので、知見のあるメンバーとコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進行する能力が重要だと考えています。

分野によってやり方や考え方が違うこともあるため、自分が上に立った時、クライアントやメンバーと意見や論点をすり合わせる必要があります。扱う技術が違っても、プロジェクトという意味ではある程度決まった形になるので、現在担当している業務の改善から着手して、将来的には他メンバーにも共有できるようなノウハウとして、確立していければいいなと思っています。

―― 転職を迷っている人にアドバイスをお願いします。

私自身も転職活動中は、本当に転職して大丈夫なのか、新しい世界に飛び込んでやっていけるだろうかと不安ばかりでした。学生の頃に情報工学を学んでいたとはいえ、7年のブランクがありますので、技術や知識の面は特に大きな懸念点でした。不安を乗り越えるために、ひたすら自分で勉強をして覚悟を固めていきました。結局のところ、自分で自分の背中を押してあげるしかないと思います。自分の強みを知って、自分がどこで戦っていきたいか、覚悟を決めて勢いよく踏み出すのが一番大切ですね。

eAはいろいろな分野にかかわれるだけでなく、自分で裁量を持って新しいことにチャレンジできる場所です。新しいことへの挑戦が好きな人や、フットワークの軽さとスピード感を楽しめる人はeAが合うと思います。

今回は、別の領域からeAに飛び込んだ転職5年目の平安名さんからお話を伺いました。eAでの仕事や働き方に興味を頂けましたら、ぜひ以下の記事もご覧ください。

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Application Engineer

Masanao Ooba

Application Engineer

Haruka Kawate

カスタマーエンジニアリング部 SE 川手春香さん(2021年時点 中途入社2年目)

中途入社2年目の川手さん。現在はクラウド事業本部 カスタマーエンジニアリング部 カスタマーエンジニアリング2課に所属し、開発エンジニアとして勤務しています。イー・エージェンシー(以下、eA)に転職する前の職場ではシステムエンジニアとして出向し、仕事に明け暮れる日々を過ごしていたそう。当然、eAでもそんな働き方を想像していたそうなのですが、実際は違ったようで……?

今回は、そんな川手さんに、eAのカルチャーはどんなものかを伺いました!

自社サービスに携わりたくて転職を決意


――eAに入社する前の経歴について教えてください。

前職はSESをメインに事業展開するIT企業で、システムエンジニアとして働いていました。クライアントの会社にエンジニアとして常駐し、主にJavaやHTMLなどの言語を使ってサービス開発などに携わっていました。

――転職をしようと思ったきっかけについて教えてください。

自社サービスに携わりたいと思ったことが1番のきっかけです。前職では開発にも携わらせていただいていたのですが、出向社員でその会社の人間ではなかったため、どうしてもやれることが限られてしまいました。

また、出社することも少なく、帰属意識をなかなか持てずにいたことも悩みでした。

自分の中で今後のことを考えた結果、自社サービスに携わってもっと自分の可能性を広げたいという気持ちが強くなり、思い切って転職活動をはじめました。

――eAに転職を決めた理由について教えてください。

転職活動では自社サービスを運営している会社に絞って行い、いくつか内定をもらっていました。その中でeAを選んだ理由は、自分の興味のあるサービスに携われそうだったことと、個人の考えを尊重している会社であると面接の中で感じたからです。

eAはshutto翻訳というWebサイトを簡単に他言語翻訳できるシステムを開発していて、そのサービスにとても興味を持ちました。また、面接をしていく上で、人事の方や役員の方がとてもフランクに接してくださりとても印象的でした。私は海外旅行が好きなのですが、前職ではまとまった休みを取れずなかなか行くことができませんでした。面接では正直に「海外旅行に行きたいです!」と話していたのですが、そんな私の想いも尊重してくれました。

入社1年目で意識したのは「物怖じせず質問する」こと


――転職1年目で心がけていたことについて教えてください。

入社後はカスタマーエンジニアリング部に配属になり、希望していたshutto翻訳の開発に携わりました。しかし、これまで自分が扱ってこなかったプログラミング言語を使ってのお仕事だったため、ほぼ未経験の状態でのスタートでした。

そのため、1年目はひたすら勉強することを心掛けてました。shutto翻訳の使い方といったサービスの理解から、Rubyを使った開発方法など、分からないことは物怖じせずに質問するようにしていました。

――入社1年目の成功体験について教えてください。

大きなものが1つというよりは小さな成功を積み重ねてきた形になるのですが、その積み重ねでサービスの運用改善ができたことです。

eAのお仕事は1人1人の裁量が大きいので、良くも悪くも自分で考える場面が多いです。その中で改善点を見つけ修正したり、新しい機能を追加してうまく反映できたことが自信に繋がりました。

――反対に大変だったことや挫折した経験はありますか?

Webサービスの運営に携わることが初めてだったので、最初は知識が全く追いつきませんでした。ミーティングで他のメンバーの話していることが分からずメモに必死になったり、改修内容を理解できなかったりと、入社したての頃はこれまでの経験では通用しないことが多く大変でした。

ただ、分からなかったことはすぐに調べたり、チームの先輩方に相談したりと、先延ばしにせずにすぐに解決できるよう心がけ、乗り越えることができました。

「役員の席が同じフロアに」フラットな社風に驚きも


――入社してわかった会社のカルチャーを教えてください。 

個人の裁量の大きさと、社員1人1人を気にかけていることがeAのカルチャーだと思います。

自社でプロダクトを運営しているため任される範囲も広く、入社1年目の私でもサービスの基盤となる開発を任せていただけています。さらに、ただ任せるだけでなく上司の方がミーティングに一緒に出てくださったり定期的にフィードバックをくれるので、仕事ぶりを見ながらしっかりと評価してもらえていると感じます。

――入社後のギャップはありますか? 

上司との関係がものすごくフラットなことです。

前職は社長は社長室にいて顔を合わすことも滅多になかったため、eAでは社長や役員の席がオフィスの同じフロアにあることにまず衝撃を受けました。もちろんeAにも指示系統としての上下関係はあるのですが、普段の飲み会に役員の方が出席して話しかけてくださるなど、上司とも気楽に会話できる関係性は前職ではあまりなかったです。

――先輩や同僚の雰囲気はいかがですか?

みなさんとても優しくて、部署関係なく仲良くしてくれる方ばかりです。

コロナウィルスが流行る前の出社していた頃は、入社したての私にみなさんから話しかけに来てくれたり、ランチや飲み会に誘っていただけました。チームや部署によって雰囲気はさまざまで、数人で合わせてお昼休憩に出る方もいれば、各自で好きなタイミングで休憩を取る方もいました。

今は一緒に食事に出かけるのこそ難しくなりましたが、代わりに何かしたいよね、という話になり、一部のエンジニアが率先して雑談会や勉強会など交流できる場を作ってくれています。

フルリモートを利用し、通勤に費やしていた時間で英会話レッスン


――現在の働き方について教えてください。 

コロナウイルスの影響で1回目の緊急事態宣言が発令されて以降、毎日在宅勤務に変わりました。在宅勤務になることは入社当初は想定していませんでしたが、より自分のペースで働けるようになりました。現在では、通勤にかかっていた時間にオンライン英会話のレッスンを入れたり、フレックス制度を活用して働きやすい時間にお仕事をしたりと、充実した時間を過ごせています。

――今後の目標について教えてください。 

これまではサービスへの理解と技術の勉強に注力していたのですが、最近になってようやくサービスの全体像を理解できるようになり、少しずつ業務にも余裕が出てきました。なので、少し新しい分野の勉強や資格の取得を目指していきたいです。また、海外旅行も気軽に行けるようになったら東南アジアをめぐる旅をしたいです。プライベートの時間を大切にしながらも、仕事の幅を広げていくことが直近の目標です。

今回は、入社して分かったeAのカルチャーや転職1年目の働き方について川手さんにお話をお伺いしました。eAの組織文化やカルチャー、就業環境に興味がわいた方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

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Application Engineer

Masanao Ooba

President & Executive director

Masaki Kai

イー・エージェンシーは千人、一万人の大企業ではない。



イー・エージェンシーは、やはり100人、200人の中小企業だし、今後も、いたずらに人数を増やすことが魅力になるとも思ってない。

その前提を経営者として、錯覚、勘違いしちゃいけないと思う。働く環境としては、逆立ちしても、大企業みたいに何でもかんでも良い点を取れるはずがない。小さな会社は、一つか二つ良いところを作って徹底的に磨いていく。中小企業として、この考え方がとても大切だと思う。大企業は、全ての観点で満遍なく80点、90点とれると思うけど、中小企業というのは、一つか二つ良いところ、伸ばすところを見つけて、そこを120点、130点取ることを目指すこと。

小さな会社がすべきことだと思う。

社員にとっては、大企業の方が長く勤められる会社だと思うし、中小企業は合う合わないがはっきりしていると思う。それでも小さな会社は、できることを徹底してやる。社員が働くべき理由を明確に絞り込むことが大事なんだろう。

中小企業だからできること、一般的には、良くも悪くも一人一人の役割が大きくて、その分、自分で考えて、創造的に仕事ができること、人数が少ない分、顔が見えて、互いに助け合おうという気持ちが湧いてくること、環境にあわせて柔軟にルールを変えられるのも小さい会社だからできること、だと思う。そして、イー・エージェンシーで働くことで得られることは、自らが力を入れる取り組みから自ずと生じてくるということ。

喩えるとサッカー専門集団だからこそ得られる魅力、そろばん専門集団だからこそ得られる魅力、そういう類のものがイー・エージェンシーにはあると思う。

その中には、大企業では持ち得ない魅力があると思う。今、イー・エージェンシーが取り組む、「データ活用で社会をヨクスル」ということはデータにどこの誰よりも真剣に向き合うことだと思う。

全員が、これに取り組むからこそ得られる魅力、これがイー・エージェンシーの魅力なんだと思う。

小さな会社であるイー・エージェンシーが常に心掛けるべきことは、オールマイティーな会社になろうとしないこと。マイナスを無くせば、良い会社になると勘違いしないこと。

小さな会社なりの戦い方がある。そのことに、必死に取り組んでいかねばならないと思う。

株式会社イー・エージェンシー
代表取締役 甲斐真樹